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所沢ゼロカーボン倶楽部からの『ゼロカーボン通信』
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ゼロカーボン通信 Vol.9(2024.2.8)

【野菜を作って温暖化対策?】

皆さん、冬野菜と言えば何がお好みでしょうか。所沢周辺ではホウレンソウといった葉物野菜が知られていますね。さて、そんな家庭菜園も含めての野菜作ですが、方法次第で温暖化対策としての効果が期待されます。その方法とは、野菜作りに重要な土(土壌)への堆肥や緑肥等の有機物施用(すきこみ)をすることです。

2023年4月に国連に報告した値は、日本全体の土壌で約116万トン(CO2換算)の吸収量でした(1)。埼玉県民の1人あたりの年間CO2排出量(カーボンフットプリント)が約7,860kgですから(2)、約15万人分になりますね。

家庭菜園をしている方、有機物施用を広げて参りましょう。野菜を作っていない方は、そういう野菜を食べて応援しましょう。

出典:

(1)環境省 2023 https://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg-mrv/unfccc/2023unfccc.html

(2)国立環境研究所 2021 https://lifestyle.nies.go.jp/html/databook.html

ゼロカーボン通信 Vol.8(2024.1.7)

【1杯のお茶からエコ初めしませんか】

明けましておめでとうございます。寒い冬、温かい狭山茶が沁みますね。1杯のお茶を淹れる時にもエコな選択がありますよ。

▫️お湯からお湯⁉️

給湯器はエネルギー効率が高い機器です。ガスコンロでお湯を沸かす場合、水からではなく給湯器のお湯(40℃)を沸かすと、水(20℃)から沸かす場合より1割程度のエネルギーを節約できます(1)。

▫️コップ1杯程度のお湯は電子レンジで沸かす

少量のお湯を沸かす電気代を計算すると、電子レンジ(0.52円)、電気ポット(0.67円)、電気ケトル(0.65円)と、電子レンジが1番電気代が安くなります(各消費電力:電気ポット1300W,電気ケトル1250W,電子レンジ500Wで比較)。

ホットドリンクで体は温かく、CO2を減らして地球は温めず。今年も無理なく楽しく、一緒にゼロカーボンに取り組んでいきましょう〜。

出典

(1)資源エネルギー庁,無理のない省エネ節約

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/general/howto/kitchen/index.html#2

ゼロカーボン通信 Vol.7(2023.12.24)

【冬季の暖かい生活の工夫】

こんにちは!突然ですが、皆さんはどんな暖房器具を使っていますか? 暖房器具の1時間あたりのCO2排出量は、

①電気ストーブ:約1559g

②灯油ストーブ:約783g

③ガスストーブ:約594g 

④エアコン:約455g です(1)。

設定温度を低くするなど、省エネをしてCO2は減らしたい、でも寒いのを我慢するのも辛いですよね。そんな時は、暖房器具と一緒に扇風機やサーキュレーターを使って、天井にたまった暖かい空気を循環させると暖房効果がアップします。また、冬に家庭で最も電気を使う暖房は、電気使用量の32.7%を占めます(2)。 ①〜④の広い範囲を暖める暖房器具と、狭い範囲を暖める暖房器具を上手に組み合わせて使うとCO2排出量を減らせます。たとえば、こたつの1時間あたりのCO2排出量は約110g、電気カーペットは約248gです(1)。ちょっとしたひと工夫で、CO2排出量を抑えながら暖かく過ごしましょう。皆さんのオススメのひと工夫はありますか?ぜひコメントで教えてください!

出典

(1)全国地球温暖化防止活動推進センター,どの暖房器具が省エネなの?,2023.

https://www.jccca.org/download/25901

(2)資源エネルギー庁,冬季の省エネ・節電メニュー・リーフレット

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/media/index.html#2

ゼロカーボン通信 Vol.6(2023.12.10)

【COP28ってなに?】

日本は寒いですが、ドバイでは熱い話し合いが注目ですよ〜!今、アラブ(UAE)のドバイではCOP28が開催されています。COPとは世界の国と地域が、温室効果ガス(二酸化炭素やメタンなど)を減らすためのルールをつくる国連の会議のことです。COP28では、世界全体での温暖化対策の進み具合(1.5度を達成できてるか?)を点検する大事な会議になっているんですよ(1)。なお、日本の温暖化対策も、もっと進めていこうという動きになる中で、所沢市では太陽光発電などの補助(一部)しています。次回の申請受付は、2月1日からですよ(2)。

このチャンスにあなたのお家の屋根にも太陽系パネルをいかがでしょうか。

出典

(1)https://adaptation-platform.nies.go.jp/climate_change_adapt/cop/index.html

(2)https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kurashi/seikatukankyo/kankyo/ekojyosei/kikidounyu.html

ゼロカーボン通信 Vol.5(2023.11.26)

【マイボトル利用のW効果について】

こんにちは、マイボトル利用のW効果についてです。マイボトル利用にはCO2の排出削減効果があります。アルミ製のマイボトルだと製造等でCO2が出ますが、1回の利用あたり11gです。これに対しペットボトルはリサイクルしても119gです(1)。マイボトル利用には約11倍のCO2排出削減効果があるんですね。また、マイボトル利用には経済的な効果もあります。150円のペットボトルを毎日1本買うと、1か月で約4,500円、1年で54,000円になります。マイボトルはだいたい3,000〜5,000円で購入できるので、1か月使えば、元がとれちゃいます。マイボトル持参で割引が受けられるお店もありますので、さらにお得です。ペットボトルはリサイクルしても全てがペットボトルには戻りません。低質の食品用トレイ等になることが多いです(2)。マイボトル推しですね!

出典

(1)環境省「リユース可能な飲料容器およびマイカップ・マイボトルの使用に係る 環境負荷分析について」https://www.env.go.jp/recycle/yoki/c_3_report/index.html

(2)PETボトルリサイクル推進協議会

https://www.petbottle-rec.gr.jp/more/material.html

ゼロカーボン通信 Vol.4(2023.11.12)

【電気💡使用の工夫について】

こんにちは!冬が近づいてきましたね。本日は「電気」についてです。家庭からのCO₂排出量の「半分」を占めています。そこで、私たちができる取り組みを(3)つ紹介したいと思います。

①節電: 例えば、便座のフタを意識的に閉めると、開けっぱなしに比べて年間34.9khw、約1,082円※も

節約できます。約16kgのCO₂ 排出削減にもなりますよ!節電アクション一覧も参考に、少しずつ取り組んでみましょう♪

②省エネ家電 に買換える: まだ使えるからと、古い家電を使い続けていませんか?最新家電に買換えると、大きな省エネ電気代節約効果が!環境省サイト「しんきゅうさん」では、各製品の消費電力量・電気代・CO₂排出量(年間)などを簡単に算出できます。ぜひ利用してみてください!

③ところざわ未来電力に乗り換え​: 日本で使用される電気の約8割が火力発電によるもの。ところざわ未来電力は、市内の太陽光発電やゴミ焼却等で得られた電気を調達し、低いCO₂排出係数を実現しています!ぜひ検討してみてください。

出典

①節電アクション一覧→

https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/setsuden/home/

②しんきゅうさん

https://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/shindan/

③ところざわ未来電力HP

https://tokorozawa-mirai.co.jp/business/

※ CDエナジーダイレクト(2023)

https://www.cdedirect.co.jp/media/c1-electricity/c11-e-savings/5186/

🌱ゼロカーボン通信 ​臨時号​(2023.11.2)

【所沢市のCO2排出量の特徴は?

所沢市民フェスティバルは大盛況でした!所沢ゼロカーボン倶楽部のオープンチャットに加わって下さった皆さま、ありがとうございます。

今日のゼロカーボン通信では、所沢市がゼロカーボンシティ(CO2を排出しない街)になるためのアイデアをみなさんと一緒に考えてみたいと思います。所沢市のCO2排出量は年間約117万tですが、そのうちの約6割が私たちの日常生活(家庭と移動)※ から出ています。ご存知でしたか?所沢市がゼロカーボンシティになるためには、私たちみんなが日常生活で排出量を減らすことがとっても重要そうですね!

どんな取り組みができるでしょうか?家庭では断熱などのエコ住宅や省エネ、移動では手段を車から自転車に変えたり、ライドシェアなどがあるでしょうか。所沢ならではの対策もあるかもしれません。一緒にアイデアを出し合ってみませんか?

※ アイデア出しの参考に、所沢市、郡山市、中野区の排出量のグラフをご用意しました。人口はほぼ同じですが、排出量の内訳に特徴があります。

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🌱ゼロカーボン通信 Vol.3​(2023.10.28)

【〜知ろう、減らそう、フードマイレージ!】

こんにちは!秋ですね!秋といえば食欲の秋!今回は食にまつわるゼロカーボン情報をお届けします!

《 フードマイレージ(以下、FM)とは 》

みなさんはFMって知っていますか?FMとは、食料の輸送量(t)と輸送距離(km)とを掛け合わせた

指標のこと!この指標によって「食料の輸入によるCO2排出量の程度」を把握できるんです(1)。たとえば、5tの食料を100km先から輸送してきたら、

5(t) × 100(km) = 500(t・km)

という計算です(calculator) 簡単ですね!

《 日本におけるFM 》

日本の食料自給率(カロリーベース)は約4割と、食料の大部分を輸入に依存しています。そのため、同じ島国でも、食料自給率が約7割と高いイギリスのFMが約2億(t・km)なのに対し、日本のFMは約9億(t・km)ととても大きくなっているんです(2)。

《 FMを減らすためには? 》

FMを減らすには、国産消費、地産地消のように、輸送距離が短い食材を選ぶことが効果的!たとえば、一部の野菜果物を地産地消しただけで、一人当たり年間8kgのCO2を削減可能(3)。みなさんもできるところからFMを削減してみましょう。所沢市では各所で農産物直売所が開かれています(4)。ぜひFM削減の際にご参考ください。

出典

(1)藤田 まみ(2022).フードマイレージとは?世界との比較や日本の課題を徹底解説! 朝日新聞デジタル Retrieved October 17, 2023 from https://www.asahi.com/sdgs/article/14669273

(2)中田 哲也(2003).食料の総輸入料・距離(フード・マイレージ)とその環境に及ぼす負荷に関する考察 農林水産政策研究,5,45-59.https://doi.org/10.34444/00000106

(3)環境省(公開年不明).ゼロカーボンアクション30 環境省 Retrieved October 17, 2023 from https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/zc-action30/

(4)所沢市(2023).所沢市農産物直売所ガイドマップ 所沢市 Retrieved October 17, 2023 from https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kurashi/shigotojyoho/nogyo/hakko/nousanbutuguidemap.html

🌱ゼロカーボン通信 Vol.2​(2023.10.14)

【歩いて健康増進とゼロカーボンに】

所沢キャンパス周辺ではケヤキの紅葉が始まりました。所沢市内の里山全体では、紅葉のピークが12月上旬です。楽しみですね。さて、今回は『歩く』ことのW効果についてお送りします。

①健康増進:『歩く』ことで医療費の抑制が期待できる‼️

■1人あたりの医療費抑制効果は『1日に1歩ごとに0.065~0.072円』です。たとえば『1日に1,500歩増やすと約100円の抑制効果』!

■1日にプラス1,500歩を1年間続ければ『年間あたり約35,000円の医療費抑制効果』に(1)。ちなみに、厚生労働省が検討中の10年後の目標歩数は、20~64歳が8,000歩、65歳以上が6,000歩です!(2)。

②ゼロカーボンに: マイカーやレンタカーなどの自動車での移動から、公共交通機関、自転車、そして『歩き』での移動に変更するとCO2排出量を削減できます。たとえば、自動車からバスに変更すると約56%、自動車から電車に変更すると約87%の削減に!もちろん自転車(自転車)と『歩き』(歩く)は100%の削減に‼️(移動距離で単純換算した場合)(3)。つまり『歩く』と健康増進とCO2排出量削減の両方に効果があるのです!皆さんも日常生活から『歩く』(歩く)ことを心がけてみませんか?

出典

 (1)国土交通省(2017年)歩いて暮らせるまちづくりで医療費抑制効果も期待

https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi07_hh_000107.html

(2)厚生労働省(2023年)第2回健康づくりのための身体活動基準・指針の改訂に関する 検討会

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34957.html

(3)国土交通省(2023年)運輸部門における二酸化炭素排出量

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html

🌱ゼロカーボン通信 Vol.1​(2023.9.30)

【衣服を大切にしてCO2を減らそう】

衣服を大切に使うとCO2削減につながります。環境省によると、衣服に関連するCO2排出量は年間9500万トン(1)。衝動買いをやめたり、大切に長く着たりして、購入量を20%減らすと1人あたり年間152kgほどのCO2を削減することができます(9500万t÷1.25億人×20%=152kg/人)。

また、衣服を手放す方法も重要です。手放される衣服の約3分の2がゴミとして廃棄されています(1・2)。リユース(譲渡や売却など)やリサイクル(資源回収など)することで、環境負荷を抑えることができます。所沢市では、月1回の古着・古布の収集日や、年2回の「もったいない市」(衣類や食器のリユース促進イベント)などが行われています(3)。これを機に衣服の消費のあり方について考えてみませんか?

出典

(1)環境省,ファッションと環境に関する調査結果,https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/goodpractice/case25.pdf

(2)環境省, サステナブルファッション, https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/index.html

(3)所沢市, もったいない市のお知らせ, https://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kurashi/gomi/recycling/r02mottainai.html

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